note 20091201

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会社のポトスが枯れそうになってる。寒さにやられてしまったのか、水をあげすぎてしまったのか分からないけれども、ひとまず土を乾燥させるためにしばらく水やりストップ令を自分に出す。
他のサンセベリアとクワズイモは持ち直したんだけど冬だからやっぱ難しいのかな、実のところよくは分かっていない。家のパキラは元気なんだけど。
いつの間にか水やりは毎日のサイクルに入ってしまっていたものだから、止めてしまうとなんだか気持ちがすっきりしないというかそわそわしてしまうというか、多分いらない心配なんだろうけどすれば落ち着くのだから不思議。

それとはちょっと違うけれども、きっとそういう普段から常に周りにあるものって失って初めてその大切さに気がつくんじゃないかと思う時がある。
例えば、いつも聞こえている音が聞こえなかったり、お店にいつものパンがなかったり、普通に出来ていた事が突然出来なくなったり、会えていた人と会えなくなったり、見えていた景色が見えなくなっていたり、後は乗るはずの電車に乗れなかったりとか。

0が1になるのに慣れてしまい、次第に無頓着になっている部分もあるんだろうなって思う。そこに「在った」ことが「無く」なってしまうって言ってしまえば1がまた0に戻っただけの話だけれども、そこに「在った」その事実が密やかに、それでも確実にまわる毒のように喪失感を漂わせる。
ポトスの相談のために電話した電話先から思わぬ訃報を聞かされた。またも知らなかったよ。もう随分と遅くなってしまったけれど、ありがとうございました。本当にお世話になりました。
毎日何が起きてもおかしくはない、そうなんだろうな、こうして過ごしていくうち、繰り返していくうちに感覚が鈍化して見過ごしてしまっている事が色々あるんじゃないかって改めて感じる。

次があるなんて思うな、今出来る事だけに集中しろ、って誰かが言ってた気がした。きっとそうなんだと思う。時間は振り返る余地もないまま思い諸共押し流していって、また何事もなかったように季節を巡らすのでしょう。代え難い深い感謝を抱え走りながら、そうなる前に今すべき事を。


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鈴木健一 | suzuki kenichi
FICC所属、デザイン、アートディレクション担当。
写真と音と料理とラーメンズ好きな低血圧男子。
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